けんてい調査団

合格体験記の集計と、公式データの検証

最終更新: 2026-07-28

天文宇宙検定は4級と3級を併願すべき?公式の受験者データで判断材料を揃えた【2026年7月調査】

この記事の前提を最初に書きます。筆者は天文宇宙検定を受験していません。 本記事は体験談ではなく、公式サイトが公表している受験者データと受験料・日程を整理し、級選びと併願の判断材料をまとめた記事です。


結論:3・4級併願は「割引8,460円」と「合格率76〜82%」で成立する

判断材料数値
4級の合格率81.7%(会場受験・第20回)
3級の合格率76.3%(同上)
2級の合格率30.0%(同上。前回比8%低下)
1級の合格率0.9%(同上)
3・4級併願の受験料8,460円(単独なら3級5,000円+4級4,400円=9,400円/940円お得
2・3級併願10,000円(単独合計11,200円)
2・3・4級の3連続14,000円(単独合計15,600円)

3級と4級は、どちらも合格率が7〜8割です。この2つを併願する最大の意味は「滑り止め」ではなく、「1日で2つ取れる」ことにあります。

一方で、2級は合格率30.0%1級は0.9%3級と2級の間に断層があります。「3級が7割受かるなら2級も」と考えるのは危険です。


1. 公式が受験者データを公表している(これは珍しい)

当サイトでこれまで扱った検定(世界遺産検定ニュース検定歴史能力検定)の中で、級別の合格率・平均点・得点分布まで公式が公開しているのは、天文宇宙検定が最も詳細でした。

第20回(2025年11月16日実施)の公式データ

合格率平均点最高点合格基準
4級(星博士ジュニア)81.7%74.0点100点60点以上
3級(星空博士)76.3%70.1点100点60点以上
2級(銀河博士)30.0%60.2点96点70点以上
1級0.9%41.9点70点70点以上(60〜69点は準1級合格)

得点分布(会場受験)

最多の得点帯補足
4級80〜89点(24.8%)60点以上が81.7%、70点以上が64.3%
3級70〜79点(25.1%)60点以上が76.3%、60〜89点で約68.0%
2級50〜59点(22.0%)60〜69点が21.6%あと1〜2問の層が厚い
1級30〜39点(37.6%)67.0%が30〜49点。60点以上は10.1%のみ、最高点が70点

**2級の「60〜69点が21.6%」は重い数字です。**合格基準70点に対して、**受験者の5人に1人が数問差で落ちている。**2級を受けるなら、合格ラインぴったりを狙う計画は成立しないということです。

1級は最高点が70点=合格基準ぴったりでした。満点付近が誰もいない試験です。

オンライン受験のデータ

オンライン合格率オンライン平均点会場との差
2級33.7%(平均61.8点)会場30.0%よりやや高い
3級76.2%(平均69.0点)会場76.3%とほぼ同じ
4級84.0%(平均74.1点)会場81.7%よりやや高い

オンラインと会場で、合格率に大きな差はありません。「オンラインだから有利/不利」という判断材料は、このデータからは出てきませんでした。


2. 受験料と併願割引(公式)

受験料
1級6,700円
2級(銀河博士)6,200円
3級(星空博士)5,000円
4級(星博士ジュニア)4,400円
併願割引価格単独合計差額
3・4級8,460円9,400円−940円
2・3級10,000円11,200円−1,200円
2・3・4級14,000円15,600円−1,600円

※1級は併願割引の対象外

**割引額そのものは大きくありません(940円)。併願の価値は割引ではなく、「同じ日に2級分の認定を取れる」「テキストの学習範囲が重なる」**点にあります。


3. 日程と申込(2026年)

実施日状況
第21回2026年6月7日(日)終了(会場:釧路・仙台・小松・郡山・東京・松本・名古屋・京都・岡山・鹿児島・名護)
第22回2026年11月15日(日)申込開始は7月末予定。会場:札幌・仙台・高崎・東京・名古屋・大阪・広島・高松・福岡・名護。オンライン試験も実施予定

2026年7月末の今、次回に向けて動ける最初のタイミングです。

注意:2026年11月15日は3検定が重なっています

当サイトで調べた範囲で、2026年11月15日(日)は以下が同日です。

検定内容
天文宇宙検定 第22回本記事
歴史能力検定 第45回年1回のみ
ニュース検定 第2回年3回のうち2回目

**3つとも受けることはできません。**年1回しかない歴検を優先するか、天文宇宙検定の併願(1日で2級分)を取るか、年3回あるN検を後ろに回すか——この日の使い方は、複数検定を狙う人にとって最大の意思決定になります。


4. 出題とテキスト

テキストが数年単位の版であるため、ニュース検定のような毎年の買い替えは不要です。この点は費用面で有利です。


5. どう選ぶか(データからの整理)

あなたの状況選択根拠
天文の知識ゼロ、まず1つ取りたい4級単独合格率81.7%・平均74.0点
せっかくなので効率よく3・4級併願(8,460円)どちらも7〜8割合格。940円割引
3級は取れる自信がある2・3級併願(10,000円)ただし2級は合格率30.0%。3級を確保する保険として機能
2級を本気で狙う単独+十分な対策60〜69点で落ちる層が21.6%。ぎりぎり狙いは危険
1級相応の覚悟が必要合格率0.9%、最高点70点、平均41.9点

**3・4級併願が「入口として最も合理的」**というのが、公式データから導ける結論です。

関連記事:世界遺産検定3級の勉強時間集計歴検2級の難易度と出題構成ニュース検定の準2級と2級の違い


この記事の限界(必ずお読みください)

① 合格体験記を集めていない

本記事は公式データの整理であり、**「何時間勉強したか」「どのテキストをどう使ったか」の体験記を集計していません。**勉強時間については別記事(天文宇宙検定3級 勉強時間)で扱う予定です。

② 第22回の日程・申込は要約経由(△)

2026年11月15日という実施日、申込開始7月末、会場一覧、締切10月中旬見込みは、いずれも検索結果の要約経由です。公式の申込ページは、調査時点では第21回(終了済み)の情報を表示していました。申込前に必ず公式サイトで最新情報をご確認ください。

③ データは第20回の1回分

合格率・平均点は2025年11月16日実施の第20回のものです。2級は前回比で8%低下しており、**回によって変動します。**複数回の推移を追えていません。

④ 併願の実例がない

**3・4級を実際に併願した人の記録(時間割・体力・当日の流れ)を集めていません。**試験時間が連続するのか、間隔があるのかも確認できていません。

⑤ 筆者は未受験

当サイトの自己受験計画では、第22回(2026年11月15日)は歴史能力検定(年1回のみ)に充てるため、天文宇宙検定は見送ります。受験するのは2027年6月の第23回で、3・4級併願(8,460円)を予定しています。受験後、本記事に当日の時間割・体感難度・実際の勉強時間を追記します。


出典一覧

一次ソース(公式サイト/2026年7月28日確認)

  1. 天文宇宙検定 公式「第20回 天文宇宙検定 受験者データと講評」(2025年11月16日実施/級別合格率・平均点・最高点・得点分布・オンライン別データ) https://www.astro-test.org/other/6315/
  2. 天文宇宙検定 公式「受験のお申し込み」(受験料・併願割引・会場・オンライン受験の条件・申込方法) https://www.astro-test.org/entry_individual/
  3. 天文宇宙検定 公式サイト https://www.astro-test.org/
  4. 天文宇宙検定 公式「よくある質問(Q&A)」 △ https://www.astro-test.org/faq/
  5. 天文宇宙検定 公式「オンライン受験のご案内」 △ https://www.astro-test.org/online/

解説(第22回の日程等)

  1. 宇宙旅行.com「天文宇宙検定とは?級別難易度・合格率・勉強法・テキスト完全ガイド【2026年版】」(第22回2026年11月15日/申込開始7月末予定/会場一覧/テキスト発刊予定) △ https://xn—29sob207cg49a.com/calendar/astronomy-space-kentei-exam-guide-2026/
  2. 資格ルート(アガルート)「天文宇宙検定とは?受験資格・科目・合格率・難易度・合格基準等を解説」(合格基準1・2級70点/3・4級60点/準1級制度) △ https://agaroot.co.jp/shikaku/astro-test/
  3. 軽カメラ部「【天文宇宙検定とは】対策・合格率・合格点まとめ」 △ https://universe.joho.info/astro-test/
  4. スクールセレクト「天文宇宙検定準備ガイド!概要・難易度・勉強法について解説!」 △ https://www.net-marketing.co.jp/school-select/spotlight/article/8551/

本記事の作成方法

調査日:2026年7月28日

筆者の受験歴:天文宇宙検定を受験したことはありません。

調査方法

  1. 公式サイトの「受験者データと講評」「受験のお申し込み」ページを取得し、級別の合格率・平均点・得点分布・受験料・併願割引を一次情報として記載
  2. 第22回(2026年11月15日)の日程・申込開始時期は、公式ページに未反映だったため解説記事から取得し、△で明示
  3. 公式データが存在する検定なので、体験記の推定に頼らず数値で判断材料を組み立てる方針を取りました

△印について:ページ本文の直接取得ができず、検索エンジンの要約経由で確認した情報源、または公式に未掲載で二次情報に基づく項目です。

確認できなかったこと

免責

更新予定