最終更新: 2026-09-14 ・ 約11分で読めます ・ けんてい調査団 編集部

この記事の要点

紅茶検定はベーシック・アドバンスの2級制で、年1〜2回オンライン開催される

紅茶検定は紅茶の知識を問う民間検定で、主催は紅茶検定実行委員会、特別協力は日本紅茶協会、企画・運営は日販セグモ株式会社が担っている。2017年3月20日に第1回が開催され、2026年9月時点で累計約10,000人以上が受験している(第9回時点の公式発表値)。

試験はオンライン形式(PC・スマホ・タブレット対応)で実施され、会場に出向く必要はない。級制はベーシックとアドバンスの2段階で、どちらか1つを選んで受験することも、両方を同日に併願することもできる。開催ペースは年1〜2回で変動しており、通算回数は2017〜2026年の約9年で第12回に達している。直近の第12回は2026年8月30日(日)開催だった。

項目内容
主催紅茶検定実行委員会
特別協力日本紅茶協会
企画・運営日販セグモ
累計受験者数約10,000人以上(第9回時点)
開催方式オンライン(PC・スマホ・タブレット)
開催ペース年1〜2回(変動あり)
級数ベーシック・アドバンスの2級

合格率は公式が公表していない—ネット上の「85%」「75%」に一次情報の根拠はない

合格率は公式サイトのどのページにも掲載されていない。 これが一次情報に基づく事実だ。

ネット上の資格情報サイトやブログには「初級85%」「中級75%」「アドバンス65%」といった数値が出回っているが、公式が公表したページは2026年9月14日時点で確認できない。これらの数値は第三者サイトが独自に掲載したものであり、その調査方法や根拠が示されていない。信頼できる合格率として扱うことはできない。

確認できなかった点: 合格率について、紅茶検定実行委員会の公式サイト(S1〜S7の全ページ)を調査したが、合格率を公表しているページを確認できなかった。「公式が非公表」という事実そのものがこの検定の特徴であり、本記事では確認できた情報のみを提供する。

この状況が読者にとって意味するのは「合格率が分からないから受験できない」ではなく、「合格基準(正答率70%以上)という公式確認済みの指標を軸に準備すればよい」ということだ。次の章で合格ラインを具体的な問数に落とし込む。

勉強時間についても同様に、公式サイトに学習目安時間の記載は確認されていない。

確認できなかった点: 公式サイト全ページを探索したが、「何時間学習すれば合格できる」という目安時間の記載はなかった。第三者サイトに「平均40時間」等の数値が出ているが、調査方法・出典が不明のため本記事には採用しない。公式練習問題(公式サイト上で無料公開)を使って自分の理解度を確認しながら学習量を調整することが、公式推奨の方針として確認できる内容だ。

試験形式は80問・4択・60分、合格ラインは正答率70%(56問以上)が目安

ベーシック・アドバンスともに試験形式は共通で、問題数80問・4者択一・試験時間60分だ(第12回 公式実施概要より)。

合格基準は「各級とも概ね正答率70%以上」と公式が明記している。80問に正答率70%を当てはめると56問以上の正答が合格ラインの目安となる(編集部算出)。

項目内容適用級
問題数80問ベーシック・アドバンス共通
出題形式4者択一ベーシック・アドバンス共通
試験時間60分ベーシック・アドバンス共通
合格基準正答率70%以上(公式発表)ベーシック・アドバンス共通
合格必要正答数の目安56問以上(編集部算出)ベーシック・アドバンス共通

出題ジャンルは「いれ方・歴史・文化・産地・栽培・製造・製品・市場・成分・効能」の6カテゴリにわたる。幅広い知識が問われるため、特定分野だけを集中的に学ぶより、公式テキストを一通り仕上げる学習が合理的だ。

ベーシックとアドバンスはどちらを選ぶべきか—難易度・費用・合格特典の違い

ベーシックとアドバンスの選択は「知識量」と「費用の投資対効果」の2軸で考えるとよい。試験形式は同じ80問・4択・正答率70%合格だが、アドバンスはより深い知識が要求される。

受験料は第12回(2026年8月30日開催)時点の公式実施概要による。

受験パターン受験料(第12回・税込)
ベーシック単願5,000円
アドバンス単願6,500円
ベーシック+アドバンス併願11,000円
食品系検定合格者割引(食検割)各区分から300円引き

併願は単願2枚分の合計より安く設定されている。同日に時間帯を分けて受験できるため、1回の機会で両方を取りたい場合は併願が有利だ(第12回の開始時間帯: ベーシック13:00〜13:30、アドバンス15:00〜15:30)。

合格後の特典として、日本紅茶協会が主催するティーアドバイザー養成研修への参加割引がある。通常価格88,000円(税込)が合格者価格74,800円(税込)となり、15%割引が適用される。

判断の目安

公式テキスト1冊で合格できる—必要な教材と費用の全体像

過去問集は市販されていない。公式サイト上に練習問題が公開されているが、「あくまでも練習問題であり実際の試験問題とは異なる」という注記がある(S7)。

公式が学習のポイントとして示している教材は3種類だ。

教材価格(税込)対象
公式テキスト「おいしく学ぶ紅茶のきほん」(実業之日本社)2,090円ベーシック・アドバンス共通
公式参考書「紅茶の大事典」(成美堂出版)1,540円ベーシック・アドバンス共通
アドバンス用補助テキスト(日販セグモ・データ販売)1,500円アドバンスのみ

【リンク想定箇所A】[書籍: おいしく学ぶ紅茶のきほん] — 公式テキスト(実業之日本社)。Amazonアフィリエイトリンクを設置予定

【リンク想定箇所B】[書籍: 紅茶の大事典] — 公式参考書(成美堂出版)。Amazonアフィリエイトリンクを設置予定

ベーシック受験のみの場合、最低限の教材費は公式テキスト2,090円となる。アドバンス受験の場合は公式テキスト(2,090円)に加えて補助テキスト(1,500円)が必要になる(編集部算出の合計)。参考書「紅茶の大事典」(1,540円)も合わせてそろえると3種類の教材費の合計になる(いずれも編集部算出)。

第9回リニューアル(2025年2月)以前は「紅茶の大事典」が公式テキストだったが、現在は「おいしく学ぶ紅茶のきほん」が公式テキスト、「紅茶の大事典」は公式参考書という位置づけに変わっている。古い情報をもとに教材を選ぶ際は注意が必要だ。

2025年2月の第9回リニューアルで「初級/中上級」から「ベーシック/アドバンス」に変わった

紅茶検定は2025年2月(第9回)に実施内容・級名・テキストを含む大幅なリニューアルが行われた。プレスリリース(S6)には「第9回より実施級と出題内容をリニューアル」と明記されている。

変更点リニューアル前(第1〜8回)リニューアル後(第9回〜)
級の名称初級(ベーシック)・中上級(アドバンス)ベーシック・アドバンス
公式テキスト紅茶の大事典(成美堂出版)おいしく学ぶ紅茶のきほん(実業之日本社)
公式参考書紅茶の大事典(成美堂出版)

2017年の第1回時点では「初級(ベーシック)」「中上級(アドバンス)」という名称が用いられており、受験料も初級4,800円・中上級5,800円・両級併願9,000円だった(S5)。現在のベーシック5,000円・アドバンス6,500円・併願11,000円とは異なる。

古い情報が混在したまま解説しているサイトも多い。「初級」「中上級」という名称は現在は使われていないため、リニューアル前の記事を参照する際は注意が必要だ。

試験日程・受験料・申込の流れ—第12回(2026年8月30日)の場合

以下の日程・受験料は第12回(2026年8月30日開催)の公式実施概要(S4)による。次回以降の日程は公式サイトで確認すること。

項目日程・時刻
試験日2026年8月30日(日)
早割申込締切2026年6月2日(火)まで
通常申込締切2026年7月30日(木)
ベーシック受験開始時間帯13:00〜13:30(最大60分)
アドバンス受験開始時間帯15:00〜15:30(最大60分)
結果通知時期2026年10月上旬頃(予定)

ベーシックとアドバンスの開始時間帯は2時間以上離れているため、同日に両方を受験する併願も現実的に可能な設計となっている。

確認できなかった点: 第13回以降の試験日程は2026年9月14日時点で公式サイトに掲載されていない。次回開催の情報は公式サイト(https://www.kentei-uketsuke.com/tea/)で随時確認すること。

よくある質問

Q1. ベーシックとアドバンスは同日に両方受けられますか?

受けられる。第12回(2026年8月30日)ではベーシックの受験開始時間帯が13:00〜13:30、アドバンスが15:00〜15:30と設定されており、時間帯が分かれているため同日に両方の受験が可能だ。併願の受験料は11,000円(税込)で、単願2枚分の合計より割安に設定されている。

Q2. 合格率はどのくらいですか?

公式が公表していないため、正確な合格率は不明だ。紅茶検定実行委員会の公式サイト上のどのページにも合格率の記載はない(2026年9月14日時点で全ページを調査済み)。ネット上では「85%」「75%」「65%」等の数値が出回っているが、これらは第三者サイトが掲載したものであり、一次情報の根拠が確認できない。受験を検討する際は「合格率」より「合格基準(正答率70%以上・80問中56問以上が目安)」を判断軸にするとよい。

Q3. 過去問集は市販されていますか?

市販の公式過去問集はない。公式サイト上で練習問題が公開されているが、公式が「あくまでも練習問題であり実際の試験問題とは異なる」と注記している。練習問題を活用しながら、公式テキスト「おいしく学ぶ紅茶のきほん」の理解を深める学習が有効だ。

Q4. 受験資格(年齢・経験)はありますか?

公式サイト(紅茶検定とは、S2)に受験資格の制限は記載されていない。年齢・職業・経験を問わず申し込み可能な設計となっている。

Q5. 合格後の特典は何ですか?

日本紅茶協会が主催するティーアドバイザー養成研修への参加が15%割引になる。通常価格88,000円(税込)のところ合格者価格74,800円(税込)で参加できる。紅茶のプロとしての知識をさらに深めたい場合に活用できる特典だ。

Q6. 試験はいつ申し込めますか?

第12回(2026年8月30日開催)の場合、早割申込は2026年6月2日(火)まで、通常申込は2026年7月30日(木)が締切だった。次回以降の申込期間は公式サイトで確認すること。開催ペースは年1〜2回で変動があるため、公式サイトのお知らせを定期的に確認することを勧める。

Q7. 勉強時間の目安はどのくらいですか?

公式サイトに学習目安時間の記載はない(2026年9月14日時点で全ページを確認済み)。第三者サイトに「平均40時間」等の数値が出回っているが、調査方法・出典が不明のため参考値として扱えない。公式テキスト「おいしく学ぶ紅茶のきほん」(80問・4択・正答率70%合格)の内容を公式練習問題で試しながら、自分の理解度に合わせて学習量を調整するのが現実的な進め方だ。

出典

  1. 紅茶検定実行委員会「紅茶検定 公式サイト トップ」 (取得日: 2026-09-14)
  2. 紅茶検定実行委員会「紅茶検定とは」 (取得日: 2026-09-14)
  3. 紅茶検定実行委員会「学習のポイント(公式テキスト)」 (取得日: 2026-09-14)
  4. 日販の検定ポータル「第12回 紅茶検定 実施概要・申込」 (取得日: 2026-09-14)
  5. 日本出版販売株式会社「第1回紅茶検定 2017年3月20日開催決定!ニュースリリース」 (取得日: 2026-09-14)
  6. 日販セグモ株式会社「紅茶検定がリニューアル!本日より申し込み受付開始(プレスリリース)」 (取得日: 2026-09-14)
  7. 日販の検定ポータル「練習問題 紅茶検定」 (取得日: 2026-09-14)